印象に残っている授業は?

― コンピュータアーキテクチャという授業です。プログラミングの授業で、規定課題と自由課題の2つを完成させなくてはならないのですが、時間が限られているので、先に「テニスゲームを制作する」という規定課題に取り組みました。そのテニスゲームは縦型のコートの上下で、プレイヤーがボールを打ち返すという、昔ながらの単純なものでした。私はこのテニスゲームはもっと拡張できるな、と思ってクイズ機能を足しました。
卓球をやりながら、しりとりをすると急に難易度があがりますが、それと似たイメージのゲームです。クイズをやりながら、ボールを打ち返すというのは相当難しくて、その授業のティーチング・アシスタントの方も苦戦していらっしゃいました(笑)。

ゲームはもともと好きだったのですか?

― ゲームに関わる勉強や研究がしたいと思って、情報理工学科を選択したくらいゲームが好きです。サークルもMIS.W(http://misw.jp/nw/にリンク)というゲームサークルに所属しています。MIS.Wはプログラム、音楽制作、CG制作の3つのチームに別れています。私はサークルではCG制作を担当し、情報理工学科ではプログラミングを学んでいます。将来的には両方を自分でできるようになって、ゲーム制作を仕事にしたいと思っています。

AR 、VRでトレーディングカードゲームを

他に授業中に制作したゲームはありますか?

― 3年生の授業で「プロジェクト研究」というのがあって、半年間、自分の気になる研究室で先取りして学べる授業なのですが、そこでARとVRを組み合わせたゲームを制作しました。
トレーディングカードゲームを発展させて、ARやVRの技術を用いて、実際にカードの上にキャラクターを登場させ、バトルさせるものです。オキュラスリフトというヘッドマウントディスプレイを使って、その場の実際の映像と、キャラクターの映像を合成させて戦わせます。これにより、実際に戦っているような臨場感が味わえて、まるでアニメの登場人物になったような気分が味わえるのです。

 

制作にあたりたいへんだったところは?
― Unityというソフトを使ったのですが、まだ歴史が浅いのでマニュアルが確立されていません。ですから、トライアンドエラーを繰り返して進めるしかないので、大変でしたね。また、オキュラスリフトも動作が安定しない部分がありました。PCのスペックによって、表示されたりしなかったりするので、悩まされました。
逆に言うと、手法の確立されていない未知の分野に、挑戦している感覚があったので、その部分は面白いですね。

グローバル化に対応しようとしている

学業以外で力を入れていることはありますか?

― 英語の修得に力を入れています。私の父がアイルランド人だということもあって、英語に触れる機会が多かったのですが、ずっと日本に住んでいるので、帰国子女くらいのレベルの人には敵いません。外国人の友達をつくったり、英語に触れるようにしたり、工夫をしています。
早稲田大学を選んだのは、英語教育に力を入れているから、という理由もあります。留学生も非常に多いですし、TOEICを毎年受ける決まりもあり、グローバル化に対応しようという姿勢に惹かれたのです。

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