基幹理工学部では、2007年度の学部創設以来、入試の段階で学科を決めず、入学後1年間学習し、2年進級時に自らの意志で学科を選択する独自の入試システム(学系別入試)を採用しております。この入試・教育システムは、1年間の基礎共通科目(数学、物理、情報、工学、語学等)を通して、あらゆる分野で通用する基礎学力を身につけるとともに、自らの関心や適性を見直す機会を提供するという利点があります。2025年度入学からは、より受験生の希望や適正に応じて、下図のように4つの学系(専門領域)に分割しております。
さらに、2年次以降には、学系を超えた「基幹副専攻制度」を設置し、自分の専門以外の分野の教育を受けることができるようにいたします。
大学時代の友人は、生涯の友人になると言われています。基幹理工学部では、大学1年生は学系に関係なくクラス分けされ、将来様々な分野に進む仲間たちと1年間共通のカリキュラムで学びます。学系制度は、異なる専門分野を志す学生同士が互いに交流し、学問の枠を超えた友人関係を築く貴重な機会を提供します。このようにして構築される友人たちとの絆は、多様な視点や知識を交換し合い、豊かな人間関係を育むとともに、卒業後のキャリアにおいても大きな財産となるでしょう。