幅広い選択肢もありつつ自由な学部であると思います。
大串 孝一朗(おおくし こういちろう)
電子物理システム学科 学部4年
高校時代はどのように過ごされていましたか?
高校3年間もちろん勉強もしましたが、運動することが好きなのでコロナが流行するまではサッカー部での部活動に励んでいました。ときどきサッカーで疲れて授業中寝てしまったこともあった気がします笑。また、海辺の学校に通っており敷設の寮があったため寮生活も経験でき、学校終わりに友達と海で遊ぶなど充実した学校生活を送れたと感じています。
学部や学科を選んだ理由を教えてください。
私は大学に入る以前から将来に生きる理系分野を積極的に学びたいと考えていましたが、 どこの専攻に進むかは悩んでいたため、基幹理工学部は選択肢を狭めず学べると感じ本学部を選びました。そして、電子物理システム学科は物質系、 フォトニクス系、量子系やシステム設計系が融合しており、これらの分野の基礎を幅広く学べることは自分に合っていると思いこの学科に進みました。研究室が幅広く物理だけでなく光通信や情報、生物など分野が偏っていないことも理由の一つです。
研究室において魅力的に感じている点を教えてください。
自分の研究室について、フーリエ変換を用いた分野であるため詳しく学ぶ機会があまりありませんでしたが、今まで培ってきた知識を活用できたり新しい発見があったりするためよい刺激が多いと感じています。また、新しくできた研究室で人数も少ないので先生とのコミュニケーションも取りやすく、学生同士の距離も近いため過ごしやすい研究室であると感じています。その上、これから研究室を立ち上げていくので自分たちに合う研究しやすい環境を整えられると思います。
基幹の特徴である、進級振り分けについて、どのように感じましたか。
1年では選択肢を絞らず幅広く学問を学べるため、学びたいことが明確でない学生たちにとって良い制度であると感じます。行きたい学科があったり学びたい研究室がある人にとっては、1年生のときに勉強を頑張れば自分の努力次第で好きなところを志望することができるので、幅広い選択肢もありつつ自由な学部であると思います。
学生生活の中で、学業以外に打ち込んでいることはありますか?
学科の友達と遊びに行ったりしていろいろな体験をしました。また旅行に行くのが好きで、家族で様々な場所を回ったりその地域ごとのルールを学んだなど知見を深めることができたと思います。さらに、体を動かすのが好きでサッカーのサークルに入っていたり、バイトなど社会に出るための経験やコミュニティを広げることができていると思っています。
今後の進路や目標、夢などについて教えてください。
今後は修士課程に進学する予定で、卒業後は研究で培った知識を使える職種に就きたいと考えています。研究者のみというわけではなく、ほかにも選択肢があると感じているのでこれから自分に合うものを見つけられたらと思っています。先生には博士過程への進級を勧められていますが、今のところ考えてないです笑。
受験生へのメッセージをお願いします。
大学受験においてみなさん得意不得意の科目があると思います。けれど、自分が不得意である分野について少し視点を変えてみると案外好きになったりするものです。自分も英語が高校生の頃から苦手でしたが、短期間海外に行く機会がありそこでは英語しか共通語がない状態だったので英語で一生懸命会話しました。すると、日本人以外と意思疎通することが楽しくなり英語に対する苦手意識はなくなっていました。苦手意識があるものが案外得意になったりするので、人生の幅を広くするという意味でもトライしてみてはいかがでしょうか。
その他、何かあれば、お願いします。
このような機会をくださりありがとうございます。このインタビューによって電子物理システム専攻に進んだ理由や研究内容などを再確認することができました。ほかにも電子物理システム学科には興味深いものがたくさんありますので、ぜひ一度実際に訪れてみてください。このインタビューを通して早稲田大学基幹理工学部電子物理システム学科の良さが伝わることを願っております。